海外視察報告書デジタルカタログ
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→4 歳の頃から先天性心疾患を患い、手術ができるまその後意見交換が行われた。以下要旨を記載する。 〇幼少期虚弱で病気だったとき、どうやってモチベーションを維持していたか? 両親が私に与えた教育だが、父はソクラテス式メソッドを使って私を教育した。つまり、標準的な答えが何であるかを私に教えてくれなかった。そこでどの権威も特に信じないという思考習慣が身に付いた。思考することは非常に重要であり、物事は確かにこうだと我々が思っていることでも、明日はこうではないかもしれないのだ。 〇なぜ台湾が日本よりもデジタル化を進めることができるのか? とができるようになる。これは画期的な出来事だ。最も重要なことは、テクノロジーが発展するとき、すべての人の実際のニーズが考慮されなければならないということ。全員のニーズを想像し、全員が私たちのアプローチに協力するように強制する。常に実際のニーズを把握しさまざまなニーズに対応する限り、一部の人々を置き去りにすることはないのでデジタル変革が覆されるなどの問題は存在しない。変革は誰一人取り残さないという精神にも貫かれている。 〇メタバースについての開発やコンセプトについてどのような考えを持っているか? →私が初めてネットサーフィンを始めたのは MUD( コンピュータを利用したオンラインゲームのジャンルの一つ)で、メタバース内で建物を建てたり移動ルートを計画したりするのにみんな使っていた。その後 遠くの端に座っている人々が同時に同じテーブルで会議を行うことができるようになるなど、このテクノロジーは非常に成熟した。テクノロジーが成熟した今、このテクノロジーを最も普及し、適用可能なものにするための課題は何か? 非常に少数の人がこれらのメタバースに対する権利を持っているということではなく、ブラウザーと同様に、誰でも自分の Web サイトにダウンロードできるということ。自分のコンピュータに新しい拡張機能をインストールしたり、新しいブラウザを作成したりすることさえ難しくない。このようにして、ご Second Life を使ったが他にも多くのテクノロジーが登場し、メガネを着用して、ここに座っている人々とで生存の可能性は半分だとも聞いていた。12 歳で手術を受けおかげで今は健康だ。人生の最初の 12 年間、私は寝たきりで元気になるかどうわからなかった。そのため何か新しいことを考えたりする習慣を身につけた。その日学んだ新しいことは、寝る前に整理し万が一翌朝起きられなくても大丈夫なようにしていた。 →台湾の「デジタル」という言葉はデジタルという意味もありますが、「複数」という意味もある。「ハンナ・アーレント」という哲学者がいますが、その著書「人間の条件」の中で、誰もが別々に、個別に世界に直面する「多元性」の状態について語っている。つまり、デジタル化前は、隣の人たちと会議をしたり話したりすることしかできなかったが、デジタル化後は、世界のどこにいても、自分と同じ価値を持つ人たちと隣人のように物事を行うこ11

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